ＣＣＣＤについてのサイトを建てようと思い立ってずいぶんたちました。
始めてみて思ったのは、今さら詳しく説明するサイトを建ててもなぁ、ということ。
巷に、僕よりも情報の整理が上手くて充実してるサイトがたくさんあります。

というわけで、
ここの文面は多少整理しました。
反対を表明するサイトを、ひとつ増やそうという気持ちです。

（１）ＣＣＣＤ導入自体が意味不明

まず、ここからでしょう。
ＣＣＣＤを推進している企業は
「増加している不法コピーから著作権と音楽文化を守るためだ」
と主張しますが、その結論がこれ、というのがどうにも解らない。
よりにもよって、これを選ばなくてもいいでしょう。
理由は順を追って書いていきますが
もっとマシなやり方がありそうなものだけど。
わざとやってるんでしょうか。ウケ狙いだったら外してます。
はっきりいって、音楽業界にこれほどの幻滅を感じたのは初めてです。
音楽と音楽家と音楽ファンを愚弄したいだけちゃうか、と。
まじめに検討したんでしょうか。

コピーの問題はＣＣＣＤの問題とごっちゃにしたくないので
こちらに書こうと思います。
↓↓↓
（コピーについて思うこと）

（２）コピーを防止できない

なんでこんな穴だらけの方式をコピーコントロールなどと
銘打って売り出すのか、わかりません。
それどころか、最近はＣＣＣＤの使用上の問題を回避するには
ＣＤーＲに焼けばいい、といわれています。
Copy Commend ＣＤ、、?
こうなると、もう笑うしかないです。
要するにユーザーに嫌がらせしたいだけなんちゃうかと（w

（３）使用上の問題（コンポへの負担）

ＣＣＣＤをコンポにかけると、
コンポによっては音飛びがしたり音が出なかったりします。
普通に鳴ったとしてもサーボなどコンポのデータ読み取り機構に負担がかかり
寿命を縮め最悪の場合、、壊れるらしい（ひどい、、）
古くなったコンポとかだと負担に弱いので、可能性が高いと思われます。

にもかかわらず、、、
どのコンポでは再生するなとか出来ないとか
必要最低限の表示もない。
なのに購入者には「自己責任で再生」を要求します（うわー）
そんな筋違いがとおるならこの世は闇よ、、。

（４）規格外商品であること

周りに止める人はいなかったのか?と思うのですが、、

使えないなどという問題が生じるのも「規格外」だからです。
音楽ＣＤの規格はレッドブックに記載されているＣＤＤＡ規格ですが、
ＣＣＣＤは、ＣＤＤＡ規格をわざと外して作られているのです。
ＣＣＣＤは意図的に読み取りエラーを生じるように細工したＣＤだからです。
フェイクTOCというからくりも組み込まれていて、これも何かしてるらしい。

規格外商品ですから、
不具合があってもオーディオ機器メーカーは保証してくれません。
もともと鳴らなくても不具合があっても、まったく当然のものですから。
オーディオメーカーにはどうしようもありません。
そんなもの使う方が悪いのです。
コンポを作るメーカーも困っているはずです。

さらに問題なのは、
ＣＣＣＤをリリースしている音楽プロダクション自身が
不具合があっても関知しないといっていることです。返品もできません。
規格外にして売っておきながら、どうなってもオレ知らね、ということです。
消費者保護の視点から今後のことを考えても、
こういうものが正規の商品として扱われている事自体がまずいのでは。
著作権を保有しているからどんな形で出してもいいんだヨ!
というのはあまりにも横暴。

売り場では、でかでかとステッカーが貼ってあったりしますが、
＜最近は小さくて目立たない表示のやつも出てきてるようです。＞
＜メーカーが何考えてるか分かるってもんです。03/02/18追記＞
包装を解くと表示は小さくなりますし、
ものによってはＣＤＤＡのマークが入ってて回収されていたりします。
海外では規格表示がないＣＤもあり、非常に困ります。

規格外だから、２０年後には聴けないかもしれませんね。
ＣＣＣＤがＯＫとなると、もっと変な規格外が出るかもしれませんね。
こうした規格外商品が「正式な音楽ソース」として売られるとなると
今後、音楽文化の環境はどうなっちゃうんだろうか。
やだなぁ、、ユウウツ。。。

（５）代わりのものがない

ＣＣＣＤなんて買いたくないよと思っても
好きなミュージシャンがＣＣＣＤでしかリリースされないとしたら
いやだよう、やめてくれよう、、、
アナログレコードか何かが出るなら買おうかな、、。

それもないとなると
ＣＣＣＤを買うか買わないかしかない。
究極の選択ですか?

しかも今後、新規リリースは全面的にＣＣＣＤになるのだ（!
などとほざく大手企業がいくつも。
クラシックとか関係ないといってるそこのお父さん!
じきにそんな事いってられなくなりますよ?

僕の好きなアーティストにはインディーズからＣＤＤＡを出して欲しい
そんなわがままも言ってみたくなるってもんです。

（６）音が悪い

他のことに比べたらこれは些細なことだけど、
一応オーディオマニアとして。
ＣＣＣＤ業界は、そんなことはないといいますが。

ＣＣＣＤはわざとエラーが起こるようにしたＣＤです。
わざと表面にキズを付けたＣＤみたいなもんです。
こうしたＣＤだとトラッキングやフォーカスにエラーが生じます。
コンポがこれを修正しようとしてサーボがビジーに働きます。
（これでも追従できなくなるとC１、C２エラーが出ます）
サーボがビジーになる結果、電気的なノイズ成分が増加し
音が悪くなります。

デジタルだから音質は関係ないという意見は、
オーディオの不思議を知らない人の意見です。
コンポの液晶表示をon/offするだけでも微妙に音は変わるといいます。
それどころかコンポの台を替えると音が激変するのがオーディオです。

ノイズになるような電気的変動や機器自体の振動を極力排除する。
それが、オーディオでいい音を得る基本です。
オーディオメーカーはそれを踏まえた上で
製品としてまとめるのに苦心惨憺しています。
事実、補正が少なくなるように精度を高めたプレーヤーの音はイイ!

ＣＣＣＤはそういうオーディオの定石を無視してます。
推進派は音質なんて気にしないんでしょうね。
ＣＤーＲに焼くと読みやすくなり、サーボへの負担が減るので
音質が良くなるといわれるようです。
いよいよ、Copy Commend ＣＤ、、。

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エイベックスがＣＣＣＤを導入した時には
まさか世界的に採用する企業が次々出てくるとは思ってもいませんでした。
こんな常識はずれはマトモじゃないと思ってましたから。

最近はＣＣＣＤの作品が増えて音楽ファンが問題を知りはじめています。
しかし、知らない人のほうがまだ圧倒的に多い。
被害があってもＣＣＣＤの表示を見て泣き寝入りしている人も多いのでは。
しょうがないと思ってる人も多いのではと思います。

ＣＣＣＤは、 聴かない/買わない/レンタルしない このサイトは、 ＣＣＣＤ不買を 推進しています 売り上げが減らない限り 彼等には分からないのですから もしも、購入してしまったＣＣＣＤによって 何らかの問題を生じたなら 消費者センター等に"規格外製品による被害"を伝えて下さい （国民生活センターへのリンクはこちら） 届け出したからといって直接の補償はされませんが ひとつひとつの事例が将来に影響します ユーザー自身の責任で購入なんて ＣＣＣＤメーカーが無責任にいってるだけなのですから

読んで下さった方に、ありがとうございました。
興味がある方はぜひＣＣＣＤ Linkも御覧下さい。




2003.02.01.