寒いですね。
なんとなくですが、No!CCCD主文を書き直しました。
前のバージョンはこちら。
まず、コピーコントロールのダメな点についてまとめました。
何がダメかって?
ダメじゃないとこを探す方が難しい。
音楽業界にここまで幻滅を感じたのは初めてです。
まず、ここから。
CCCDを推進している企業は
「増加している不法コピーから著作権と音楽文化を守るためだ」
と、主張しています。
その結論がこれ、というのが全く理解できない。
理由は順を追って書いていきます。
コピーコントロールディスクは簡単にコピー出来ます。
しかもコピーの方が良質で、正規商品のCCCDのほうが質が低い。
これはどういうことかというと、、、
CCCDをコンポにかけると、
コンポによっては音飛びがしたり音が出なかったりします。
普通に鳴ったとしてもサーボなどコンポのデータ読み取り機構に負担がかかり
寿命を縮め最悪の場合は壊れる。
そして購入者は「自己責任で再生」しなければなりません。
壊れても聴けなくても、CCCDのメーカーは知らんぷりです。
これは迷信でも噂でもなく、技術的に「当然なこと」です。
有り体にいうとコピーコントロールには
わざと技術的欠陥を使っているからです。
CCCDは、音楽CDのCDDA規格をわざと外して作られています。
だから不具合があっても当たり前。鳴らなくても何ら不思議じゃない。
どういう規格外かというと、
意図的に読み取りエラーを生じるように細工したディスクがCCCDです。
わざとコンポに負担がかかるようにしている。
昔だったら回収されていたものが売られている。
規格外だから、10年後には聴けないかもしれない。
コンポを買い替えただけで聴けなくなるかもしれない。
こうした規格外商品が「正式な音楽ソース」として売られてるわけです。
著作権を保有しているからどんな形で出しても違法ではありません
好きなミュージシャンがCCCDでしかリリースされないとしたら
CCCDを買うか、聴かないかしかない。
音楽を聴くには、リスクを負わなければならなくなったのです。
CCCDやレーベルゲートはわざとエラーが起こるようにしたディスクです。
サーボがビジーになる結果、電気的なノイズ成分が増加し音質が劣化します。
音質劣化はコンポの悲鳴ということです。
CDーRにコピーするとサーボへの負担が減るので
安全な上に音質も良くなるという話です。
本末転倒です。
以上が著作権保護のために採用された
コピーコントロールディスクというものの実態です。
そして業界はこういった問題を隠そうとしています。
売るだけ売って、保証はしないのです。
エイベックスがCCCDを導入した時には
まさか世界的に採用する企業が次々出てくるとは思ってもいませんでした。
こんな常識はずれはマトモじゃないと思ってましたから。
CCCDに反対しているのは「コピーできないから」ではありません。
何の役にも立たない、欠点だらけのゴミのような商品のせいで、
支払いをした正当なユーザーが負担を強いられているからです。
このサイトは、 CCCD不買を推進しています問題のある製品を売る企業は淘汰される必要があるからです さらにこのサイトは、 コピーコントロールに反対します企業主導の独善的な著作権保護は音楽文化を破壊するからです |
著作権の保護はユーザーや音楽家の意見も含めて考える必要があります。
現在、ユーザーや音楽家は、著作権保護の議論の蚊帳の外にいます。
CCCDは売れないというのは、もはやはっきりしてきました。
正体を知ったら買う気が失せるのが普通ですから。
それでも未だに店頭に並んでいます。
エラー無しのCCCDまで作って。
コピー防止にはいよいよならない上に再生保証無し。
普通のCDDAを売れば済むことなのに
なぜCCCDにこだわるのか?
それは「コピー出来ない」ことがコンセンサスになれば
著作権を握る者にとってこの上なく都合がいい世の中になるからです。
コピーコントロールを推進している企業、団体は
著作権を悪用して甘い汁を吸うことにしか興味がありません。
音楽のことなど、どうでもいいのです。
集金にしか興味がないわけです。
彼等は行政に働きかけ、音楽を愚弄するような施策を実現しようとしています。
そのような企業や団体に、万人の文化を守る根幹である著作権を
おもちゃにされていい訳がありません。
聴きたい者が聴き、歌いたい者が歌う自由。
音楽は文化であり、その根幹は「自由」だと思います。
音楽を金蔓としか考えず、企業倫理の片鱗もない人たちの著作権乱用は
そんな音楽の根幹を揺るがしています。
音楽の著作権についての個人的な考えはこちら。
コピーについて思うこと(3)
コピーについて思うこと(2)
音楽業界を眺めながら思ったことはこちら。
コピーについて思うこと(1)
興味がある方はぜひ、CCCD Linkも御覧下さい。
コピーコントロール、音楽業界、及び音楽著作権についてのリンク集です。
このサイトのCCCD解説はこちら。
現在の音楽業界の問題にも触れています。
読んで下さった方に、ありがとうございました。
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2004.02.20.
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