こちらはネットで署名を受け付けています。
電気用品安全法(PSE法)に対する署名(JSPA - 日本シンセサイザープログラマー協会)
06.02.27.
やはりー。電気用品安全法って天下リ推進のための法律なのね(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
先日、「役人の天下り先がどうのという話があるけど、そんなことのためにこんなリスクを冒すだろうか、という気がします。」なんて書いてしまったけど、あらら、、、甘かった。
多くの国民の生活を破壊して天下りを増やす行政について書かれています。
元記事はこちら。
家電の安全規制緩和進むなか 検査法人に天下り 省庁幹部 高額報酬で次つぎ(赤旗)
以下引用。
国内登録検査機関は六機関あり、このうち天下りしているのは、外資系など海外向けの代行業務を中心にしている三社を除く三機関です。
財団法人電気安全環境研究所には、役員十六人中五人が天下りし、理事長などの要職を占めて年二千万円前後の報酬を得ています。
財団法人日本品質保証機構では役員十七人中七人が経済産業省などからの天下りです。理事長、副理事長、専務理事の高額報酬を得るポストを独占しています。
電線メーカーが正会員となって設立している社団法人電線総合技術センターでは、唯一の常勤役員の専務理事に天下りしています。同センターの「役員報酬支給規定」「役員退任慰労金支給規定」が適用されるのは現在、この天下り役員一人だけです。
登録検査機関で検査するなど自己確認で製品が流通するようになって以後、家電事故が激増しています。独立行政法人・製品評価技術基盤機構の「事故情報収集制度報告書」によると、家庭用電気製品の事故が、二〇〇〇年度六百四十七件だったのが、〇四年度には千二十四件に急増しています。
今更になりますが、国会での共産党の質疑。
衆議院TVビデオライブラリ
ここから塩川鉄也(日本共産党)をクリックすると動画が見れます。
06.02.24.
PSE関連
23日の追記ってことになるのか。
高橋氏のブログ、更新。
川内博史議員のBLOG(owner's log)
引用。
書かれている内容には、僕はもちろん不満です。
議員会館に省庁から担当の課長とか係長とかやってきて、どのように議員を騙して帰っていくかは、輸入盤規制の時に学ばせてもらいました。
経験者のコトバは重いですね。
「輸入盤規制に対して、ともに闘ってくださった川内さん、および彼のスタッフに対しては、僕は一定の信頼感を持っていますので、寄せられたコメントがあぶり出してくれている電気用品安全法の問題点について、彼が再度、何らかのアクションを起こしてくれるだろうとは思っています。」とのこと。
川内議員に対しては、僕もちょっと格別の信頼を感じています。
輸入権のときは、本当に励まされましたから。
ちょっとじんと来たんで引用。
そのことに最初に気づいて声をあげたのが、音楽ファンやミュージシャンであったこと。それは記憶されるべきかもしれないですね。2年前の経験は生きている。川内さんのBLOGに寄せられたたくさんのコメントを読みながら、あらためてそう思いました。
川内議員の方も更新しています。
電気用品安全法 その3(正々堂々blog)
このフットワークの軽さと、僕たちの声が届く感じが、とてもありがたいんですね。
06.02.23.
PSE関連
2つリンク。
電気用品安全法 その2(正々堂々blog)
昨日の電気用品安全法についてには、大量のコメントが寄せられています。
それを受けての「その2」。
レコード輸入権のときを思い返すに、期待が高まります。頑張って欲しい。
もう一人、輸入権の時に頑張ってくれた人。
電気用品安全法は現代の禁酒法か?(owner's log)
引用。
電気用品安全法の本質は「規制緩和」や「小さな政府」とワンセットになった「弱者切捨て」でしょう。
今の日本が向かっている「弱者が暮らしにくい社会」をこの法律も象徴している。
弱者切り捨てをするという意識もなく、たぶんこういったことは行われてきてるんだと思う。
やらなくてはいけないことが目の前にあって、それに向かって進むだけ。
何を切り捨ててるのか、実感なんてないだろう。
そうでなければ、今回のような役所の対応は起きようがないように思うのだけど、、。
音楽CDの再販制度除外、公取委総長が否定的な見方(Where is a limit?)
YOMIURI ONLINEの記事についてのコメント。
公取委、どういうことよ、って思ってたら、なるほど、そういう見方があるのか、と。
もう1件。
ぼったくりまくりの邦楽CD 2(Where is a limit?)
中国のLOVE PUNCHは400円だった。日本に輸出できない浜崎あゆみのCDと同額。
このディスクに還流防止の記載があるのかどうか。
趣味の問題2氏のところには、どんな返事が来るんでしょうか。
06.02.22.
PSE関連
追記です。川内議員が担当の課長から話を聞いたということで書いているのだけど、、、
電気用品安全法について(正々堂々blog)
ちなみに商品(製品)販売後に事故があった場合、もともと製品に問題があったのか、中古品販売製造業者に問題あったのかは、民民の問題なので、争いがある場合は、最終的には司法判断ということになります。
従来よりも、手間がかかることだけは確かですが、一部で言われているように中古電気製品がなくなり、廃棄物の山になることはないのではないでしょうか?
それと、これは販売だけで「レンタル」はこの法律の対象に「全く」なりません(たとえば2年分のリース料を前払いで受け取って、2年たったら所有権が移転する、というやり方もできるようです)
そ、そうなのかい、、???
まさか、議員に間違いは言えないだろうから、そういうことになるのだろうか。
どうなってるんだ、、。
つうか、レンタルで回避というのはネット情報の後追いじゃないのか?
この際だからそれでもいいけどさ。
ダメだという話もどこかで上がってた気がしましたけど、、???
いくつかリンク。
電気用品安全法でPSEなアレ、大混乱だけどそもそもなんなの?
電気用品安全法でPSEなアレ、じゃあどうしたらいいのか(趣味の問題2)
まだまだ、PSE法のこと。経産省消費経済部長の谷みどり氏のブログもチェックすべし。→閉鎖しちまったよ
もっと電気用品安全法、Can We Try?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
あちこちで取り上げられるようになってきて、ちょっと安心。
同時に、どうも楽器だとかビンテージコンポだとか、そういう牧歌的つうか、限定的な問題じゃ無さそうだということがあちこちで言われるようになってきてて、こりゃ、かなり大変だと。
中古流通とは一見関係ない産業でも、中古品を利用して仕事をしてる場合はあるわけで。
ぶっちゃけ、新品で電気機器を購入できないので中古を購入し利用してる中小企業に、職種を問わず打撃を与えるということらしい。
小寺信良氏は電気用品安全法は「新たなる敵」か (Side A)で、「だが筆者は今回の騒ぎに、どうもこれまでとは違う何かおかしなものを感じている。いや、この法律に対しての疑問と言うよりも、出発点である法律と、結果として起こっているネットでの騒ぎの間に、なにかのロジックが抜けているような気がしてならないのである。」と語ってる。
そのロジックが何なのか僕には分からない。
けれど、何か、言いようのない気持ち悪さがこの騒ぎにはある。
こんな影響が大きそうな物事が、すー、、、っと通ってしまう怖さ。
僕らの生活は大きく変わるはずなのに、何事もないかのような政府の論調、厳然と存在する法律。
僕らのこの焦り、不安は、どこにいくんだろうか。
輸入権の時に感じた気持ちが、さらに底知れず、つかみ所がなくなったような。
多くの人達は、このことについてほとんど全く知らない。
こんな報道も。
家電用品のPSEマーク、ネットオークションも経産省が監視(internet watch)
電気用品安全法雑感(owner's log)
ここでもシビアなことが語られています。
自分のことばかり気にしているようで何ですが、このことの影響は僕個人、およびうちの会社にはどう出るかというと、今持っている大量のヴィンテージ機材の資産価値が無になりますね。NEVEの卓もMIC PRE/EQもコンプもね、もう売却が出来なくなるので、資産価値はゼロになります。軽く1000万円くらいの資産減になるんではないかな?
はぁ、、、もはや、なんと言っていいやら、、。
高橋健太郎氏は、大量に出るであろう廃棄物についても語っています。
今回のことって、すでにあちこちで語られてるけど、誰も得しない話なんですね。
役人の天下り先がどうのという話があるけど、そんなことのためにこんなリスクを冒すだろうか、という気がします。
何かのボタンのかけ違いで、大問題になってる。
そして引き返すのが大変になってるって感じか。
こんなこと言ってるとこもある。移転するらしいけど。
電気用品安全法反対運動の1つのあり方(マニュアル編)、電気用品安全法反対運動の1つのあり方(解説編)(bewaad institute@kasumigaseki)
F-POP祭出演者たちのP2P交換合法化反対宣言−−後味の悪い土曜日の夜(fenestrae)
フランスP2P合法化動議騒動の後日談(benli)経由のエントリー。
6日に書いたことと関連してる話。フランスの著作権を巡る騒動について書かれている。
著作権に絡む問題って、世界中で色んなトラブルを生んでるんだね、、。
コンテンツ専門調査会(第7回)議事次第発表(Where is a limit?)
うぅ、、、あの元エイベックス社長が参加してるのだと。
あとでファイルに目を通しましょう。。。
Where is a limit?では、川内議員がJASRACと音楽利用者協議会の交渉に同席したという話に付いても書かれています。
これについては、「利用者の会」の交渉は徐々に徐々に ──てか、あと1年もかける気なのか →JASRAC(エンドユーザーの見た著作権)も参照。
さらに、輸入差止申立に係る対象レコードリスト番外編(Where is a limit?)
Where is a limit?にはいつもお世話になっていますが、今回は関係者への直接的な働きかけについての話。
頭が上がりません。
06.02.18.
電気用品安全法(PSE法)に対する署名(JSPA - 日本シンセサイザープログラマー協会)
坂本龍一氏がネット上に書き込みして数日、早くもJSPAが動きました。
ネットによる署名活動を開始しています。
坂本龍一氏、高中正義氏、松武秀樹氏、椎名和夫氏による、電気用品安全法に対する署名のお願いです。
06.02.17.
「ミスター&ミセス・スミス」のDVDにrootkit(ITmedia)
what's my scene? ver.7.0経由でITmediaの記事を引用。
F-Secureは、少なくともドイツでリリースされた同作品のDVDにrootkitが含まれていることを確認したとしている。
他にもあるかも知れないってことですね。
彼等にとって、ユーザーとはどうなってもいい人達ってことなんでしょうね。
「iPodへのCDリッピングは公正使用にあらず」とレコード業界(ITmedia)
Where is a limit?経由で、もうひとつITmediaから。
引用。
エンターテインメント業界は、CDをリッピングして楽曲をiPodに格納する行為を合法とは認めていない。電子フロンティア財団(EFF)のフレッド・フォン・ローマン弁護士が指摘している。
著作権使用料は支払われてるんじゃないんでしょうか。
まさか、これもPCのハードディスクにコピーするまでの使用料だとか、どこかの国の権利団体のようなイカレた考えに基づくものなのかな。
佐野元春ポッドキャストに山口洋(ヒートウェイヴ)登場 ──レコード会社の仕打ちをよそに、アーティストは前進する(エンドユーザーの見た著作権)
ぜひ聴いてください。かなり生々しい。
06.02.15.
自分、仕事してる間はネットにつなげない環境なんですね。
情報が遅いんですが、ご容赦のほどよろしく。
いろいろひっかかる 2
坂本教授のブログにリンク。
彼は既に動き出しているという情報もありますが、確認は出来てない(当然か)。
しかし、トラックバックの中にはそのことを書いてるところもありますね。
追記。なんとオーディオ雑誌で反対声明出してるとこがありますよ。
電気用品安全法、いわゆるPSEに関する弊社の取組みに関して(Stereo Sound)
いや、ごめんなさい。勇み足、、、反対声明じゃないや。
しかしながら、
過去に誕生した数々のオーディオ製品は、
私たちオーディオファイルにとっての財産だと考えています
と、あります。
関連リンク追加。
こちらのサイトでは、かなり詳細にわたって調べています。
- PSE関係(音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号)
どうも、法制化当時には対象と想定していなかった中古品が、多くの関係者が知らないうちに、官僚の拡大解釈によって適用になった可能性が高いようです。法制化当時の議事録などに、中古について議論した形跡がないのだとか。
そもそもJETがPSEについての最初の案を出した頃は中古品は想定外だったと。どこからこういう過去の商品に訴求することになったのかと逆にJETが驚いているという話も、ネット上に上がっています。
輸入権のときも感じたけど、法律に関して、役人の裁量権ってすごく大きいんだね。
立法時に想定されていなかった事項についても、裁量権を認められている。これは実務上、認めていないと何かと問題だからというのはあるんだろうけど、でも、こういうことがあると、裁量権の濫用じゃないのかという気持ちにもなろうというもんだ。
そして濫用を取り締まる法はない。たぶん。
そりゃそうだ、法案を作るのは役人で、自分のクビを絞める法案なんて考えないよね。
議員立法ったって、議院も役人と喧嘩するのはイヤだろうからね。
かくして、役人が好き放題する国になるんだね。
マスコミでも少しずつ取り上げられてるようです。NHKとか。
えーと。
2月12日付けの東京新聞朝刊記事がネット上に上げられています。東京新聞のサイト上には記事がないので、この際、全文引用しちゃいましょう。
電気用品安全法の猶予期間終了
あの名機も幻に? 認証なし中古品 4月から売買禁止電気製品の中古販売が四月から、大幅に制限されそうだ。二〇〇一年施行の電気用品安全法の五年間の猶予期間が終了し、検査機関の認証を受けていない電気製品の販売などが禁止されるためだ。ビンテージ物が人気の楽器やオーディオ機器も対象で、愛好家には大きな痛手となる?
「電気用品安全法の改正により、PSEマークのない製品を四月一日以降販売することができなくなりました。これに伴い、PSEマークのない電気楽器、電子楽器の買い取りを行うことができなくなりました」
東京・神田駿河台のJR御茶ノ水駅近くにある大手楽器店「石橋楽器店」の店舗内には、こんな「お知らせ」が張り出された。
同店舗には、フロアごとに一台四十万円もする米国製のギターアンプを含めアンプ類やキーボード、電子ピアノが所狭しと並んでいるが、同店では今月一日から、PSEマークのない楽器の買い取りを中止した。
PSEマークは、一般消費者が使用する電気製品のうち、国指定の検査機関が安全の技術基準に適合していることを認証したものだ。二〇〇一年四月の電気用品安全法の改正で、このマークのない製品は四月から原則販売できない。違反した場合の罰則も引き上げられ、法人の場合、最大で一億円、個人で百万円の罰金が課せられる。石橋楽器の楽器買い取りセンターの担当者は「海外からの輸入品でマークのない中古の対象品も少なくない。中には数十万円で取引される人気のギターアンプなどもあるが、三月末までに在庫品を売り切るしかない。たたき売りになるかも」と頭を抱える。
また、買い取り中止の影響についても「お知らせを出してから、問い合わせも急増している。使い続けるか、廃棄するしかないと説明しているが、落胆するお客さまも多い」と話す。
法改正で最も影響を受けるのは、電化製品の中古品も扱うリサイクル業界だ。都内の大手総合リサイクルショップ経営会社の幹部は「うちはもともと、(マークの付いた)製造から五年ぐらいの電化製品の販売が中心なので影響はそう大きくないが、年代の古い製品を扱っている小規模のリサイクルショップでは倒産するところも出てくる」と予測。そのうえで、「法改正されて五年になるが、われわれ業界で話題になったのはごく最近で、告知が徹底されてこなかった。再資源化に取り組む流れにも逆行する感じで、違和感を覚える」と不満をぶちまける。経済産業省の担当者は「リサイクル業界は業界団体がなく、なかなか周知徹底されてこなかったのは事実だが、今後はホームページでQ&Aを掲載して事業者に周知徹底を図りたい」と話す。
流通ジャーナリストの緒方知行氏は「安全、安心に対する規制強化は必然の方向」としながらも、こう疑問を口にする。
「実際の使用価値はないが、交換価値のあるお宝品、たとえば年代物のアンプ類は、絵画や骨董品と同じだ。こうした一人悦に入る世界まで流通できなくなるのはどうだろう。ある種の文化とみなし、特例を認めてもいいのではないか」2006年2月12日東京新聞朝刊28面より
とにかく、出来ることはしておきたい。
ビンテージアンプや楽器がゴミになるのを黙って見てるだけだったら、後で後悔するだろうから。
14日付で、ITmediaも記事にしている。
「名機」が販売禁止に 4月に迫る「電気用品安全法」 (1/2)(ITmedia)
記事の最後から引用。
しかし製品が法律の対象になっている以上、ご理解いただくしかない」(経産省)
あんたらが対象にしたんだろうに。
06.02.12.
ご注意ください!「電気用品安全法」(MARIOT CLUB 通信)
引用。
1961年11月に法規が施行され、(当時電気用品取締法、2001/4より電気用品安全法)2003年4月からはPSEマークを付けることが義務付けられました。しかし、1996/7/1〜2003/3/31までに製造されたものには、逆に電気用品マーク(現在のPSEマークにあたるもの)は付けてはいけないことになっていました。 したがって、店頭で売られている商品には、PSEマークがついていないものもあるんですよ。
ついていないものもあるんですよ、って、、、どゆことよ。
そんで、付いてないからって、今回、中古流通を差し止めってか。
はっきり言ってこの法律、法案作った奴はバカだ。
それか、マジで中古流通の息の根を止める確信犯だったとしか思えない。
それにしても、何でこんな大きな問題が今に至るまで放置されてたんだ?
報道しないマスコミが悪い?
よく理解していなかった中古販売業界が悪い?
違うだろ。
まさかこんなアホな内容の法律だなんて思うものか。だから今になって慌ててるんだろう。
一番悪いのは、こんなアホな法律作っちまった奴らだ。霞ヶ関は無能だし、国会は恥知らずだ。
国の頭脳が聞いて呆れる。
国民の代表は仕事をしないのが仕事か。
いくつかリンク。
ネット上には多数情報が上がってきています。
役所への問い合わせでは、担当者によって回答が異なるという情報があります。
数年前に中古は該当しないという返答を受けていた業者もあったという情報もあり、ここにきて大混乱になっている模様、、。
06.02.11.
テレビが独占する音楽著作権利益の実態(4)(AMVOX 穂口雄右)
引用。
さて今回はご報告です。実は昨年(2005年)の年末、テレビ朝日ミュージックは、このサイトのトップページの削除と謝罪を求めて東京地方裁判所に提訴してきました。
テレビが独占する音楽著作権利益の実態(1)(AMVOX 穂口雄右)
以前、かなり話題になった文書です。
さらに、テレビが独占する音楽著作権利益の実態(2)、(3)と、更新されてきています。
テレビ局が音楽著作権を持つことによる弊害について、分かりやすく書かれています。
(3)から引用。
以上のように、放送事業者であるテレビ局が音楽出版社を持つと、音楽情報の伝達構造からしても当然のように市場の独占が発生する。したがって、もしもテレビ局に対して、音楽出版社の保有を認めるのであれば、他の音楽出版社各社に対しても放送事業者としての認可を与えるべきである。さもなければ、音楽出版社間の不正な競争状態が加速すると断言できる。
しかも日本には、音楽を放送したときの音楽著作権の使用料が極端に安いと言う現実がある、先進諸国の1/3から、場合によっては1/5である。これは日本の音楽著作権管理の仕組みが、放送事業者の介入を許しながら取決められてきた歴史によるところが大きい。そして現在もなお、テレビ局系音楽出版社の役員がジャスラックの役員を兼務して影響力を行使しているのである。
かつて、マスコミは情報伝達を独占していました。記者クラブなんてのもあって、日本ってそういう国なんだね。
音楽著作権に関しても、そういう感覚で押し進めるのに慣れてるのかもしれない。
輸入権にしたって、要するに独占強化だもんね。
他のサイトにもリンク。
テレビ朝日ミュージックが、穂口雄右氏を訴えたらしい。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
穂口雄右氏をテレビ朝日ミュージックが訴えたらしい(エンドユーザーの見た著作権)
テレビ朝日ミュージックのほうは、一方的に訴えてるけど穂口氏の指摘に対して何のコメントも出していないようです。
こういうとこがおかしい、というコメントを出すのが普通ですが。
起訴の理由は2つ。
名誉毀損と、不正競争の防止。
穂口氏は、そうした理由自体がおかしいと、きっちり反論を書いています。
今回の提訴を受けて感じた事は、朝日新聞の系列のテレビ朝日、その100%子会社のテレビ朝日ミュージックが、訴訟を手段として言論を封殺し、自ら行った不正な行為を隠蔽しようとしていると言うことです。
インターネットって、本当に重要なツールだと思う。
中国へ邦楽正規CDの波 逆輸入禁止機に値下げ攻勢(asahi.com)
法律作ってもらってレコード会社は何もしてないわけじゃないんだよ、と。
売り上げは何枚ぐらいになってるんだろうか。そこんとこ記事にして欲しかったな。
追記。05年に60万枚売れたエイベックスってありますね。増減がわかるともっといいけど。
それにしても、安いね。
日本の価格の10分の1。エイベックスは18元だって。
「08年まで日本国内頒布禁止」と記載された正規版だ。18元(256円)。8〜10元で買える海賊版の2倍だが、(以下略
とりあえず中国で日本の音楽が受け入れられるのは悪いことじゃない。
何のための法律だか分かんなくなる前にどんどんやって欲しいとこだ。
そうじゃないと、輸入盤が価格上昇してる現実に対して割が合わない。
せめて、反日思想教育がお盛んな中国で、日本の文化が受け入れられてるんですよ、という事実があれば、洋楽輸入盤が3000円しても国内盤が3000円でも溜飲が下がるってもんだ。
大して下がらないや。
やっぱり日本のCDって高いや。2000円以下にしろ。アルバム1500円とか。
それでもエイベックスの中国価格の10倍だ。
それにしても、09年からは中国盤を輸入してもオーケーってことなんだよね。
輸送費込みで500円以下で売れるかな。
国内盤中古とどっちがいいかな。ちょうど競り合う価格帯じゃないかな。
追記。
他のサイトにリンク。
事実か、広報か:還流盤禁止の実態(MAL Antenna)
この記事がどれだけ実態に即したものか分からない、という意見。なるほど、それは鋭い指摘かも。
ぼったくりまくりの邦楽CD(Where is a limit?)
さらに指摘、タイトル数が合わないらしい、、。どういうことでしょうね、、。
引用。
(asahi.comから)
中国で発売や値下げが相次いだのは昨年から。エイベックスは1枚58元から18元に値下げし、種類も36タイトルに倍増させた。
(Where is a limit?から)
36タイトルと言う数値は確かにRIAJのリストと一致するのですが、それはエイベックスだけでなく、各レコード会社の申立予定も合わせた総数ですし。
こんな話も。
邦楽が中国本土で値下げ攻勢だそうですわよ(趣味の問題2)
ちなみに朝日の記事中の写真で男性が持っている物は大塚愛の「LOVE PUNCH」。日本ではCCCDで発売されているタイトルだがまだ税関のリストには上がっていないどころかRIAJのリストにも出てない。
そうだったのか。
たけーなぁー、こんなん買えねーやボッタクリ、とか考えながらLOVE PUNCHを見てるのかね、件の男性。
それともホントに届け出されていないディスクが安売りされてるんでしょうか。
06.02.10.
JASRAC
今年の風邪はイヤですね、しつこくて。治ったと思ったらまたもらいやんの。
れし氏のとこ3つリンク。
JASRACネタ3連発・・・その2・VIPSTARに削除依頼をかます(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
替え歌、だめっすか、、。
まぁ、これ以上のコメントは僕にはない、、。替え歌、こっそりやれってことかね。
JASRACネタ3連発・・・その3・PIZZA OF DEATHに見る著作者人格権。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
もうひとつリンク。
権利処理の簡便化 ──JASRAC の、数少ない存在意義のひとつ(エンドユーザーの見た著作権)
これは、、、まず、PIZZA OF DEATHしっかりしろ、と。
それとも著作権管理、バンドに任せててこういうことになったのだろうか。
でも、そもそもJASRACの管理委託契約が複雑すぎるのが原因だと思う。
僕もそうだが、難しいこと考えるのは苦手だという人は少なくない。そういう人のために分かりやすくすべきだと思う。
著作物の利用を推進するのがJASRACの勤めだということであればなおのこと。
誰でも使えるJASRACであるべきかと。
そうなるためには、管理料のことにしたって、もっと一般の常識に見合った金額にしていく必要があるでしょうね。
言うこと聴かないのはユーザーが悪いからという一方的な姿勢でいながら「利用を推進する」なんて、ムリがあります。
そんなとこでこんな事件。
JASRACネタ3連発・・・その1・ザル算出なのに、見せしめ逮捕?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
もと記事がこちら。
著作権料払わず生演奏 ライブハウス経営者逮捕 愛知県警容疑で(yomiuri online)
この件について、こんな話が上がってきています。
見せしめ逮捕なのか?JASRACの指示で老舗ライブハウス摘発2(Where is a limit?)
なんだよ、それは?、というような話。れし氏のいうザル的換算ってことですか?
しかも、延滞利息金が、すごい金額になるみたいな。
多分、yomiuri onlineの記事は警察からの情報をそのまま報道してるんだろう。
今までの経緯がはっきりしなかったら、これが「事実」として後先まで残るんだろうと思うと、釈然としない。
こんなことになるまでの間にいろいろなことがあって、そっちの方が大事なはずなのに。
ネットでの番組配信
ネット番組配信、RIAJら業界団体が、許諾業務一括代行へ(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
放送業界の在り方を議論 総務相の通信放送懇談会第3回会合(Where is a limit?)
この2件、関連した動きなのでしょうかね。ぼーっとした頭にはよく分かりませんが。
06.02.06.
DRMなんて(itoya_laboratory*net_news)
記事はフランスでのDRMに関する訴訟の判決に付いて取り上げている。
元記事がこちら。
French court bans use of DRM on Warner Music CD(afterdawn.com)
元記事とitoya_laboratory*net_newsから引用。
On January 10th, Paris District court ruled against the use of Digital Rights Management (DRM) mechanisms on Warner Music's Testify CD from Phil Collins. Warner Music will have to pay €59.50 in remedies for the plaintiff's damages, and a punitive fine of €5000. The court banned the "use Digital Rights Management systems on the Phil Collins' Testify CD as long as they block users from copying on any media of their choice". The decision was praised by consumer groups.
quote:1月10日,パリの地方裁判所はワーナーミュージック社のフィル・コリンズのCDに対して,そのDRM(デジタル権利管理)に不利な判決を下した。ワーナーミュージック社には原告の損害賠償と懲罰的罰金として5000ユーロ(71万5千円)が科せられ,また,ユーザーがどんなメディアにでもコピーするのを妨げるDRMの使用を,法廷は禁止した。この決定は,消費者団体によって称賛されている。
なかなかすごい判決です。
しかし、この英文記事にはさらに元記事があって、それがこっち。
英文は苦手なんで、よく分からないとこがあるけれど、、。
French judge bans DRM on Warner Music CD(audionautes.net)
単純に判決が出たからと言って喜んでいい状況ではないようです。
なんかフランス政府の方は、インターネットユーザーがコピーをダウンロードするのを監視するシステムを検討中らしい。
個人を監視するシステムというのは、どうなんだ、、。何かの間違いであることを願うんですけど。
XCPで問題になったようなシステムを、政府主導でやるとでもいうんだろうか。
PSE法関連
電気用品安全法っていう。
電気楽器やビンテージ機材の中古販売業者が潰れる「電気用品安全法」(OTO-NETA)
4月からPSEマークのないヴィンテージ音楽機材等の取引が禁止される(趣味の問題2)
電気用品安全法って天下リ推進のための法律なのか!?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
あちこちで取り上げられてるこの法律。
実は法律が出来た頃に問題にしたオーディオ系サイトもあったようなんだけど、大きな潮流には至らず、今日に至る。。。
そのサイトを上げときましょう。敬意を表して。
オーディオ聖地巡礼記2004年3月(オーディオみじんこ)
3月以降もレポートあり。当時はオーディオの電源系が問題になった。
今回は電源系だけじゃ済みません。
銘機とされる多くのビンテージ楽器、オーディオコンポが流通出来なくなるらしい。販売店で扱えなくなるのです。
冗談じゃないよ、、。
詳しくは、まとめサイトで。電気用品安全法@2chまとめ - トップページ
メモ
アメリカのアンケートらしいですが。
「CDが高すぎる」「音楽の質が低下」——音楽ファンは指摘する(ITmedia)
なかなか面白い内容の記事。
米The Associated PressとRolling Stone誌が共同で実施した世論調査によれば、回答者の80%が著作権所有者から無許可で音楽をダウンロードする行為を窃盗とみなしており、92%がそうした行為に及んだことはないと答えた。 一方、音楽愛好家の4分の3は市販されているCD価格が高すぎるとしており、58%は音楽そのものの質が全般的に下がっていると回答した。 米マサチューセッツ州ケープコッド在住のケイト・シムキンズ氏(30)は、「才能が特別なくても楽曲をリリースでき、あっという間に大金を儲けて姿を消してしまう」と語っている。 Ipsosは1月23〜25日にかけて、アラスカ州とハワイ州をのぞく全米に在住する成人1000人(内963人がミュージックリスナー)を対象にした電話による世論調査を実施した。サンプリングエラーによる誤差は±3%ポイント。
「才能が特別なくても楽曲をリリースでき、あっという間に大金を儲けて姿を消してしまう」、、。
なんか、こっちも似たような感じですなぁ。
夢がない業界になっちまってることですよ。
06.02.02.
知財本部、音楽CD再販見直し(Where is a limit?)
既に1月31日付の話ですが、デジタルコンテンツ・ワーキンググループ(第3回)で配布された資料、デジタルコンテンツの振興戦略(案)(pdf)で、「音楽用CDにおける再販売価格維持制度の見直し」という題目があるとのこと。
あちこちで取り上げられて、リンクが張られています。
エンドユーザーの見た著作権では冷ややかな見方。
ちょっと引用。
還流防止措置の効果は(制度創設時に喧伝されているようには)上がっていないと見受けられますし、さらには 2005年の 音楽ソフト売上げがまた前年割れ (約12%減!) しているとのデータもあります。そこで〈なぜCDが売れないのか〉という話になるわけですが、そりゃ高いからでしょう。
高いよね。
売り上げについても書かれています。
2005年、 音楽の売上げは?(エンドユーザーの見た著作権)
米国も売り上げ下がってるようですね、、。
やっぱりCCCDのせいで売り上げ落ちてるんじゃないのかな、アメリカ。iTMSが03年3月。その後、回復したと思ってたんだけどな。
知財本部に関してメモ。
知的財産戦略本部・知的創造サイクル専門調査会(第4回)議事次第 ──とパブコメの結果(エンドユーザーの見た著作権)
平成17年度「著作権パーティー」を盛大に開催(CRICニュース)
著作権パーティ(Copy & Copyright Diary)
「著作権」病理の根の深さと、憲法学に見る一筋の光明(エンドユーザーの見た著作権)
そんなところにこんな話。あの人物が再始動か?(The Casuarina Tree)
あの人物って、、、元レコ教会長?
もう、出てこないで欲しいんだけど。
最近、近所のCDショップ兼レンタル店で、昔のCDが1枚100円で売られています。
全く封が切られていない新品で、在庫処分という感じなんですが、それでも買っていく人はほとんどいないようです。
僕などはそこから5、6枚セレクトして買いましたが。
流通しないまま死蔵され、何年も経ってから投げ売りされるぐらいなら(そしてほとんど顧みられない)、早いうちに価格を下げるなどして売ってあげる方が作品に取っていい場合も多々あるだろうに、と思います。
音楽離れって、文化の変化からやむを得ない部分がある上に、業界がよく理解しないまま硬直的な対策を乱立、音楽ファンをげんなりさせる、という悪循環に至ってるような。
少なくなってる貴重な音楽ファンが、諦めて見限って離れていくような。
気持ちよくなりたくて音楽を聴くのに、音楽を聴く事自体が苦痛だったりするのでは、、。
国内盤の価格もそうだし、CCCDとかも
輸入盤が妙に高いのにもげんなり、、。
音楽業界がユーザーを理解していないことを、日々繰り返し知らされ続けたら、音楽から得られる魅力もやせ細っていくような。
音楽をやる側だって、うんざりしながらいい音楽を作るって大変だろうと思う。
音楽業界がクリエーターを理解していないことを、日々繰り返し知らされ続けたら、音楽をやる意欲もやせ細っていくような。
再販制度の廃止って、多少なりとも音楽業界が柔軟になるきっかけになるかもしれないし、ほとんど現状では無意味な制度ですから止めていくべきだと思います。
Sony BMGコピー防止機能付き音楽CDが招いた大問題/SAFETY JAPAN 2005 [特集](nikkeibp.jp)
ふっかつ!れしのお探しモノげっき経由で知りました。
第3世代CCCDの問題や、今までの流れをまとめています。
著作権保護期間延長の対象となるりうる作品への取り組み方針(そらもよう)
著作権保護期間延長の青空文庫への影響(Copy & Copyright Diary)経由。