共謀罪(google news)
音楽関係者が中心の活動です。
8月20日24:00までアンケート実施中。郵送も可。詳しくはリンク先で。
pse(音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号)
電気用品安全法@2chまとめ - トップページ
電気用品安全法 (PSE法) の問題について
06.07.24.
著作権、映画以外も50年→70年に…関係団体が一致(YOMIURI ONLINE)
どうなんこれ。
国内の著作権の保護期間を巡っては、日本の映画やアニメの人気が海外で高いことから、国際競争力を伸ばすなどの趣旨で2004年、映画のみ欧米並みの公表後70年間に延長された。
日本国内で保護期間を延長したからと言って国際競争力が伸びるわけじゃない。
日本国内で競争力がある作品の場合、20年間延長したら、日本国内で売る時に、20年間より長期に渡って金が得られるということだろう。
国際競争力?
あ、そうか。
50年で著作権が切れたら、良質な海外の昔の作品がいっぱい売られるようになって、それと競争する日本国内のコンテンツ制作サイドが青息吐息になるのでそれはまずいから延長しようと言うのかな。
それも日本の国際競争力を高めると言えば高めるか、、、国内だけで。
芸術性が高くても売れない作品は、ユーザーが作品に触れる機会が削られる。
そんな状況で、日本のクリエーターが良質な作品を作る意欲というのは、高まるものなのか。
まぁ、海外作品の権利を日本の企業が買い取って販売したら、それは権利上は日本作品ということになるから、国内クリエーターの意欲とか関係ないわけなんだが。
売れる海外作品の権利を買い取った日本企業が、日本国内で販売して儲ける期間が20年延長されたら、企業としては嬉しいかもね。
つうか、日本で著作権が切れて安く販売されてる海外の古い作品群、海外に輸出されたら、海外のファンにとっては嬉しいかもしれない。
中国の海賊版DVDとかと違って良質な日本の製品で、安心して安く観れるのだから。
海外の著作権所有者にとっては、うざったい存在になるのかもね。
リージョンコードはあるだろうけどさ。
、、、と思ったら、海外でDVDって安いのね。Roman Holiday(amazon.com)
(そんなamazon.comだけど、こんな表示が出るようになったみたい。なんなんでしょうか、、。こんな表示はアメリカだけのようだけど。)
26日、追記。
この件については、いかんともしがたいにエントリーされてた。
日本に対してだけじゃないみたいだね。
米アマゾン「日本でお買い物しましょう!」(いかんともしがたい)
音楽とか、どうなんだろうね。
ロバートジョンソンとか、もうすぐ死後70年なんですよね。
50年前に亡くなったミュージシャンといえば、バディホリーが59年に亡くなっている。
他にも亡くなってる人はいるんでしょうけど、ちょっと分かんない。
著作権延長してバディホリーは天国で喜ぶだろうか。いや、彼は作詞作曲をしたんだっけ?
日本は音楽について「輸入権」という奴を法制化してしまったわけだけど、これと似たような意味合いなのか?
つまり著作権延長という手段で、日本で無制限に製品に出来る期限を20年先送りにして、海外で権利が切れてない作品が、日本から海外に流出することを防ぐってこと。
海外で輸入権を法制化する代わりに、日本で著作権を延長すれば同じような効果が得られる、のでは。
輸入権は、著作権軽視が野放しなアジアに対して著作権がある日本が取った対抗措置なわけですから。
著作権が切れる日本は、西洋の著作権者から見たら20年間、日本から見たアジアみたいな状況になるわけだから。
輸入権のとき問題になったのは、「輸入盤が止められるかも」ってことだった。
国内の権利者が、リリースしなくても権利さえ持っていれば、海外盤が入ってくるのを止められる可能性がある。
だから大問題になったし付帯決議とかゴタゴタした。
著作権の延長は、流通の阻止とかはしないけれども、権利者が作品を死蔵できる期間が20年延長される。
そんで実際のところ、これも外圧だよね。
権利が強化される一方で、人が作品に触れる機会が減るわけだ。
それが文化にとっていいことかどうかという話は放っておかれたまま、資本の論理が優先される。
「最近は日本の文芸作品や音楽も海外で親しまれるようになった。日本だけ保護期間が短いのは問題」「欧米で70年保護される文学作品が、日本では作家に無断で翻訳されてしまうなどの不都合が生じる」
前半はともかく、作者の死後50年後なんだから、作者に無断で翻訳されて当たり前だ。
海外では死んだ作者に断り入れて翻訳してるのか。
ホラーだな。
こちらで先日の判決に関連してちょっと興味深い話が読めるので、メモリンク。
「ローマの休日」における著作権者敗訴について(たけくまメモ)
日本の映画には54年にゴジラと七人の侍があって、これらは70年保護されてるのだと。
しかし、パブリックドメインとして世に蔓延させる方が、よっぽど文化的には凄いことになりそうな気がするんだけど、この両者の場合。
こっちもメモ。
YouTubeコラムをNIKKEI NETに寄稿して思ったことなど(音楽配信メモ)
06.07.23.
PSE
今年の3月に起きた、経産省とリサイクル業者との「合意」。
なんだか、どうなんだこれって、、、という感じだったが、PSE問題を考える会の代表だった小川浩一郎氏が、当時のことを語った記事がアップされている。
時系列でリンクします。
「PSE問題を考える会」小川代表の一躍!!(雑誌ライターが綴る、ブログ日記!)
この記事に書かれた小川氏のコメントに対しての反論が、当時既にPSE反対運動の渦中にいたnaka氏からアップされている。
「勝利宣言」までの道程!(よっぱ、酔っぱ)
さらに、続報。
「製品安全課」は知らなかった。(雑誌ライターが綴る、ブログ日記!)
なるほど、、。
当時、分からなかったことが分かりました。
PSE問題を考える会って、何なんだろうと以前から思ってて。
マスコミ報道では初めの頃からちょくちょくPSE問題を考える会の名が取り上げられてて。
実態がよく見えない団体だけど、どうなんだろうか、、、と感じつつ、一応リンクを張ったりしてたんですが。
3月24日の記者会見、僕はこのPSE問題を考える会の独走に凄く違和感を憶えました。
これで4月の混乱が収集するのならありなのかなぁ、一応は中古業界の団体の考えだし、、、などと考えたりしましたが、その直後に経産省から「あれは誤報」とコメントが出るに至って、ひっくり返ったのだった。
なんかまずいみたいだ、すっかり利用されてるっぽい、と感じたり。
実はPSE問題を考える会って経産省の肝煎りで作られた傀儡団体じゃないのか、などと妄想してみたりもしましたな。
しかし、まさか行政の身内も騙されてたとは。
まさに敵を欺くにはまず味方から、ってことですねぇ、、。
今回アップされた記事で、小川氏の独走に近い状況だったことが分かって、ある意味すっきりした。
JRCAが今後どんな活動をしていくのか、期待します。
しかし、、、とりあえず、サイトを何とかすべきだと思う。
06.07.18.
活動協力のお願い アンケート実施について
上でリンクしてる「PSE法の改正を求めます」でアンケート開始。
アンケート実施期間は、8月20日24:00 まで。郵送については、8月21日必着。
詳しくはリンク先で。
ローマの休日祭り(コデラ ノブログ)
とりあえず報道こちら。
廉価DVD:著作権の保護期間満了と販売認める 東京地裁(MSN毎日インタラクティブ)
「ローマの休日」など'53年作品の低価格DVD販売を認める −東京地裁、パラマウントの仮処分申請を却下(AV Watch)
開設解説してるサイト。
53年問題: 文化庁の解釈が司法判断で否定された(追記あり)、53年問題:各紙報道から──(エンドユーザーの見た著作権)
大詰めWinny公判が突きつけたソフトウェアの明日(cnet japan)
Winnyを開発した金子氏が起訴され、その後の公判で語られた内容、経緯についての記事。
06.07.05.
PSE関連
違法チューナー(よっぱ、酔っぱ)で、先日の違法チューナーについて書かれている。
2005年7月に、PSE法違反で逮捕された違法チューナー販売業者がいたそうだ。
「PSE 問題が起こった時から『この判決が無ければ経産省のなんちゃって運用も無かったかも知れない』と話題になっていた」とのこと。
恥ずかしながら、これは寡聞にして知らなかった。
面目ないっす、、。
この件では「電化製品に義務付けられた『製造販売元の表示』がないチューナー」だった、つーことは、れっきとしたPSE法違反なわけだ。
一方、よっぱ、酔っぱについているコメントで「違法チューナーの問題はあくまで『不正競争防止法』の問題」とある。
つまり、違法チューナーがPSE法違反していれば、迅速に対応できる、ってことで、この件はそういうことなんだろう。
本当は不正競争防止法なりを対応可能にする方が本筋なんだろうけど、難しいのかねぇ、、。
今回の逮捕者も、同様なPSE法違反なんでしょう。
違法チューナーにPSEマークが付いてる場合、PSE法で取り締まることは出来ないわけですが、まぁ、ちょっとだけハードルが高いのかな。
経産省のリストに違法チューナーが載る可能性は、、、どうなんだろうな。
自分で書いといて何だけど、もしもリストに載ったとしても、あるいはPSEマークを取得して、PSE法合法にして売ったとしても、現実にはその違法チューナーは取り締まられるのかも。
不正競争防止法なり、何なりで。
リストに載るようなことがあったら、そりゃ皆が嘲笑うだろうしネタにはなるかもしれないけど、それだけのことだ。
経産省的には全く問題にならないはずだ。
そのうち訂正されて終わりだろうと思う。
違法チューナーがPSEマークを取得できるのか、、、どうなのかねぇ、、。
06.07.03.
PSE関連
れし氏のところで5月から今までの流れがまとめられている。
今日のPSE法。いざこざとその後の流れは?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
こっちも。
Koo さんのコメント(よっぱ、酔っぱ)
なんというか、、、どうなっちゃうのかねーPSEって、、。
JRCA、ごたごたしてます。
つうか、以前からごたごたな感じだったらしい。
経産省の言いなりになる業界団体、って感じになるのか、どうなのか、って思ってたんですけど、、、どうなんかね。
役所と業界団体の癒着って昔から問題になってたと思うんですけどね。
新しい天下り先にならないよう願いたいもんですけど、、。
よっぱ、酔っぱから引用。
役所にNO と言えない、審議会参加させてもらう。そんな団体、業界であるのなら、現時点で辞めておくほうがいいや。官僚の子分業界、団体から安心して電気用品買うことなんて誰もできないでしょ。
上の方でリンクしてるJRCAのサイト、未だに小川浩一郎代表ってなってるんだけど、どうなん。
案外、小川氏が作ってる個人サイトなのかもね。
一方、逮捕者が出たという話もあって。れし氏のとこからリンクを辿る。
PSE法で逮捕者(コデラ ノブログ [ITmedia +D Blog])
違法CATVチューナー販売男逮捕(KNB News)
PSE法の即効性、行政、警察の運用次第ですぐに現場に影響を及ぼすことが出来る、ってのが、諸刃の剣ってとこですか。実際、速攻で逮捕できるというのは現場の取り締まりという部分では、強く求められている部分なのかも。
オーディオや楽器、ビンテージは経産省がリストを作るってことでやってる。
が、あのリスト、中古業者からの申請があれば、ほぼ無条件でリストに挙げられるような体制なんだろうと思うんだけど。
つうか、そう見えるんだけど傍から見てて。
どんな機器なのか調べてリストに挙げてるようじゃないんで。
だとしたら、報道されてる違法業者がもしも、韓国製違法CATVチューナーを経産省のリストに加えるように申請していたら、そのチューナーを売ることは違法じゃなくなってたかも知れない、、。
違うかな。
だって2003年に生産された製品もリストには載ってるわけだし。
そりゃ、2001年4月1日以降に生産されたものは特別承認の対象になりませんって注意書きはあるけどさ。
製造年月日なんてコンポ本体に書いてないこと、ざらだし。
実際、PSEマーク付きの違法チューナーが以前からあったという話もあるらしい。
それって適正なマークなのか、偽造マークなのかよく分からんけど。
適正なマークなら、PSE法じゃ取り締まれない、、、つうか、違法チューナーが適正なマークを取得するってこともあるのかな。
まぁ、もともと違法っても放送法やら著作権法やらの関連だから、PSE法に合法な違法チューナーってのも有り得るわけか、、。
なんか、すっきりしないね。
メモ
“俺ラジオ”作れる「Last.fm」が日本進出(ITmedia)