というか、レビューです。
全3巻/少年チャンピオンコミックス/秋田書店
1995年頃、週刊少年チャンピオンに連載された作品。未読。奇想天外な作風は今に受け継がれているらしいのですが。
グラップラー刃牙(自分は苦手、、)の板垣氏のところでアシスタントをしていたということで、そういう画風です。
全3巻/ヤングチャンピオンコミックス/秋田書店
1998年〜1999年にかけて、ヤングチャンピオン誌に連載。
前作とは全く絵柄が変わって同じマンガ家とは思えない(w 入手が容易な富沢作品の中では、一番とっつきやすい作品だと思います。
共生型エイリアン・ボウグを冠ったエイリアン対策係達の姿は案外チャーミングで、彼女達の一挙一動で親しみやすい作品に仕上がっています。
しかし独特の違和感を伴う感触は既にしっかり描かれています。かわいい顔してハードSFです。
2003.05.15.に、コンプリート版が発売になっています。全3巻を一冊にまとめて書き下ろしが追加になっています。
全4巻/アフタヌーンKC/講談社
アフタヌーン誌2000年3月号〜2001年10月号に連載。
とっつきは悪い気がします。富沢作品の中でも特にワケワカラン作品。しかし実は噛めば噛む程味が出るスルメのような「amazing」な作品ではないかと思います。
宇宙規模のでかいスケールなのか、子供目線のちっちゃいスケールなのか(w 不思議なティストです。
かなり描写がきわどいのでマニア向けでしょうか。きわどいというか独特のずれた感触がエイリアン9以上に強くてまさに富沢ワールド。という描写に埋め尽くされた作品です。
この作品は、結末が決まっていてそこに収束するように描いていったらしいです。
全1巻/ヤングジャンプコミックス ウルトラ/集英社
ウルトラジャンプ誌2000年11月号〜2001年9月号に連載。
独特のコトバのセンスがすごい。例えば「恋愛探偵組白書」って誰が思い付くか。
そしてそのコトバのイメージと描かれる世界の落差は何なんでしょう。世界が抱える無力感、絶望感と対峙する人間性の熱さが光るルサンチマンな内容の作品。ディックとか好きな人にはたまらないんじゃないだろうか。
ちょっとSFに親しんだ経験があった方がより楽しめるでしょうか。しかし泣ける作品。
作者自身が次はどうなるんだ?とハラハラしながら描いたようです。
別冊アフタヌーン最終号(2002年初冬号ーvol.14)に読み切り掲載された作品。この内容って読み切りの体裁じゃないよね。
日常的な?風景に奇妙な話が織り込まれていて、分かりやすくて読みやすい作品だと思います。不定期でもいいので連載して、そのうち単行本にまとまるといいのですが。
単行本 刊行待ち(2003年3月現在)全1巻/チャンピオンレッドコミックス/秋田書店
チャンピオンRED 創刊号(2002.10月号)〜2003年2月号に連載。
エイリアン9の続編。なんといえばいいか、、今までいろいろマンガを読んできてこれほどまでに神経がすり減った作品はなかった(w
というか、とにかく次回を読むのが怖い、来月が来なければいい、しかし発売日には読まないわけにはいかないという胃に悪い連載(w 一ヶ月間が長かった。。。
単行本になったら印象も変わるかな?、、変わらないかも。
キャラの絵柄がこなれてきて絶妙な表情が描かれていたりするので、そういう部分も次回作には期待しています。
というわけで、2003.05.15.コミックスが発売されました。書き下ろしとヤングチャンピオン増刊に掲載された特別編が追加されています。
さすがに既に読んでいるだけあって胃が痛くはなりませんでした(w。
全1巻/チャンピオンレッドコミックス/秋田書店
エイリアン9全3巻を一冊にまとめたもの+書き下ろし+イラスト。エミュレーターズと同時発売。
分厚い!(w。しかし考えてみたら、どうしてこんなもの売り出すんだろう...といいつつ買ってしまったり(w
3冊買うよりもちょっとだけお買得です。書き下ろしは、もとの3冊の合間をちょっと補完する内容。
それにしても、原作の途中で終わってるアニメーションの続編がみたい!
ヤングチャンピオン
バトロワと同じ世界を舞台にした?お話。これってSFなのかな、、。ちがうっぽい。
個人的には、やはり奔放なSFじゃないと富沢作品の魅力は半減する、と感じた作品。