4425mk2(JBL) | ![]() |
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使用ユニット | 300mm径ウーファー(1200H) 50mm径ドライバー(175Nd) |
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許容入力 | 200W(IEC) 800W(ピーク) |
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周波数特性(-6dB) | 35Hz〜20kHz | |
能率(2.83V/m) | 91dB | |
クロスオーバー周波数 | 1,100Hz(-12dB/oct.) | |
インピーダンス | 8Ω | |
寸法(W×H×D) | 409×635×313(ホーン部含まず) 409×635×360(ホーン部含む)mm |
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重量 | 25.8Kg |
メインスピーカーの4425mk2(JBL)です。
表は取説から抜粋。
周波数特性(-6dB)が35Hz〜20kHzというのが、なかなかいい感じです。
40万円以下の価格帯で35Hzなんて実際に出るスピーカーって少ない。
ウーファーが重いのでアンプをおごってやる必要がある一方、いいアンプを付けてやったときの低音はかなりいい感じです。
しかし高域は分割振動で濁り気味なので、スーパートゥイーターを追加して使用しています。
現行品として販売されていた当時は、JBLの伝統から外れた音がするスピーカーということで、余り良い評価をきかなかったのですが、逆に現在のJBL製品に通じるオールマイティさを持っているいいスピーカーだと思っています。
このスピーカーは、バイワイヤ接続の方がいい音がします。
2004年の春引っ越ししました。
引っ越す前は片側5mでバイワイヤ接続にしていましたが、コンポの配置が全く異なってしまったため、1本を2本に切断して使用することにしました。片側2.5mです。
Yラグ端子が手元になく、末端の加工をしないまま端子に直留め。
床の条件が悪く、音質は極端に低下。
非常にくたびれてしまって「シングルワイヤ接続で音出るじゃん、オーケー」と放置に至りました。
バイワイヤの方が音質がいいことは分かっていたのですが、手付かずのまま。
長さが半分になったんだから、シングルワイヤに伴う劣化は相殺されてるかもしれないし、とか考えていました。
その後、スピーカーの足回りに御影石を導入。
期待以上の音質改善があり、ちょっとオーディオへの意欲が戻ってきている感じです。
最近ふと思い立って、バイワイヤ接続にしようと思いました。
きっかけは電源タップの購入です(まだ届いていませんが)。
以前からですが、他の部屋のスイッチを触る時に、DACのOdeon-Liteの出力が途切れることがありました。
対策としてノイズフィルターの入ったタップを導入することにしました。
タップが届く前に環境整備しておこうと思った、、、わけではなく、なんとなく思いつきでバイワイヤにすることに。
どこがきっかけなのか分からないですね、、。
うちのスピーカーケーブルは、協和電線の5.5mmスケアVCTキャブタイヤを使っています。
端末にはYラグを圧着で固定していました。
使っているのは、TARA LABSのGSL-8。
しっかり締め付けた筈なんですが、引っ張ると少しぐらつきます。緩んでしまっています。
ちゃんと圧着出来てないんですね。
ハンダ付けし直すことにしました。
5.5mmVCTキャブタイヤは太さが15mm近くあるため小さなニッパーなどでは切断できません。どうすれば楽に切れるか。
切断したい箇所を折り曲げ、屈曲したシースの外側に軽くカッターナイフを当てると、案外簡単に切れ目が入ります。
ケーブルを回旋させ折り曲げる向きを変えながら同様にして周囲に切れ目を入れていくと、分厚いシースをきれいに切断することが出来ます。
シースを切断した後に、導体ケーブル本体をニッパーで切ると比較的容易に切ることが出来ます。
シースを剥ぐ作業も面倒ですが、先に取り除きたいシースを切断しておいて、導体をより合わせている向きに合わせてネジを回す要領でシースを回転させるようにして引っ張ると、案外簡単に抜き取ることが出来ます。
若干、腕力が必要です。
Yラグが足りないので購入。
TARA LABSのは入手不能なので(その後扱っているネットショップを発見、、。)他の製品で合いそうなのを探す。
今回はFURUTECHのFP-203にしました。
圧着も出来るようですが、ハンダ付けすることにしました。
多少高価なだけあって、きれいです。
というわけで、取り付けてみました。写真の左が上。
さっそく音を出してみると、力強く鮮明になったと感じました。
でも少しうるさい感じ。これはマズいなぁ、と思ったのですが次の日には落ち着いてきました。エージングでしょうか、、。
バイワイヤ接続にして数日。
シングルワイヤの時よりも確実に良くなっているはずですし、ケーブルの長さが昔より短くなっているのも改善に繋がる要素の筈なのですが、それにしては、つまらない音です。
生々しさ、精彩さに欠ける感じ。空間表現も物足りない。改善傾向とはいえまだまだ平面的です。
情報量自体は増えたと感じますが、まだまだ充分には出て来ない印象。もっと引き出す必要があると思います。
情報量の増加とともに、ベールのようにアラが見えてきています。
ノイズの制御が必要な気がするのですが、とりあえずは電源タップで変化をみていこうと思います。