床に振動を伝えないようにするには、、、ということで、コロをインシュレーターにしてみました。
時々、効果があるという話を聞いたことありましたが、今まで試みたことがありませんでした。
J1のSP35Sを外してカツラの円柱を入れました。
今回はコロの効果を確認するつもりで、安価な素材を使用しています。ホームセンターで購入、四本で880円でした。
![]() | ![]() | 振動板 |
エンクロージャー | ||
スピーカースタンド(MST-40H) | ||
カツラ円柱(直径 | ||
御影石ボード | ||
MDF板(厚さ5mm) | ||
フローリング床 |
低音がスリムになり、柔らかな感触なのに引き締まった感じになりました。
反応が良く軽い音色です。
これは、引っ越し前の部屋の聴こえ方に近いかな。
もう少し重い、ハードな鳴り方のほうが好みですが、なかなかいい感じです。
最初は低域の量感が足りないかとも思いましたが、MJテクニカルディスクのオーディオチェックCDでスイープ音を聴いてみると、案外、落ちていないようです。聴感上は30Hzぐらいから聴こえてきます。しかし残念ながら、20Hzは感じ取れません。
それにしても、低音の量感が多い環境に慣れてしまっていた様子、、。
しかし、しばらく聴いているうちに慣れました。
ツァラトゥストラはかく語りきの冒頭の低音や、ウッドベースの弾ける低音、いくつか聴いてみましたが難なく再生出来るようです。
床に伝わる振動の量は、確実に減っている感じです。
スピーカースタンドの振動子の振動もかなり減っているようです。しかし、期待したほどではありませんでした。ほとんど振動しなくなるのでは、とか思ってたんですね。甘すぎた。
コロを使ってるからといって、音を出している時にスピーカーが前後に動くわけではありません。
ミクロの目で見たら動いているのか?、、、どうなんだろう。
コロの効果って、多分、上と下で線で接触してるところにあるんじゃないか、と思います。
点接触するのはスパイクですが、スパイクは一方が面で何かに支えられている。
機械的インピーダンスが高いのは1カ所です。
コロの場合、機械的インピーダンスが高いのは上と下の2カ所になる。
スパイクで同じことをしようとしたら倒れてしまう。
逆に言えば、上下ともに点接触出来るインシュレーターがあれば、コロと同様の効果があるかもしれない。
設計図が浮かんできました、、。
しかし、既にどこかが作っていそうだ。実際、効果はどうなんだろうか。
取りあえず、しばらくコロ型インシュレーターを使っていくことにします。実際、いい音してる気がする。
これからの課題は、コロの材質、大きさ、使用する場所などについてでしょうか。